2016年5月4日水曜日

バリの思い出

というわけで、今日はバリ島の実質最終日。
色々あったけど、最後の日は楽しくゆっくり過ごそう〜〜って思って、
昼からバリの伝統の衣装を来て写真を撮るというのをやる予定を立てた。

朝は、空いた時間にちょっと離れたところのスーパーにある屋台で売られているバナナを揚げたスイーツという物を買いに出かけてみた。遠いのでタクシーに乗るんだけど、こっちは初乗りが70円と格安なので、15分くらい乗っても200〜300円くらいだから便利。メーターが無いタクシーもあって、それは確実にぼったくってくるので、乗る前にちゃんとメータータクシー?と確認をする。青の車体に統一されたブルーバードタクシーというのが有名とのことなので、青いのを捕まえて、そのスーパーに向かった。およそ15〜20分かかって着いたら値段がなんと1300円。なんでや!?300円くらいの予想だったんだけど・・・と思ったんだけど、金額がはっきりメーターに出ているのでしぶしぶ払った。後から分かったのだが、俺らがその時乗ったタクシーは、ブルーバードタクシーに車体の色やロゴを似せた偽物のタクシーだった。
バリは、やはりバリだ。
まぁ悲しい気持ちになりつつも、なんとかスーパーについたのでそのスイーツの屋台に行ってみると、まだ売ってなかった。あと一時間くらいかかるのかな?とにかく言葉が通じなくて何がなんだかわからなかったけど、売ってなかった。騙されて1300円払ってまで来たのに売ってなかった。

それでそのまますごすごと帰って、写真のヤツをやった。

15時くらいに終わってホテルに帰ってきて、そのまま出かける気にも慣れなかったので、近くのビーチでサンセットが見られる18:00くらいまで寝ることにした。

目覚めたら18:30で見逃した。

じゃあ次は、奥さんが昨日行って大満足だった、バリの有名なスパに行こう!と一緒に行ってみると、一人しか出来ませんと言われたので俺は『またこれもバリだ・・・』と思って、奥さんに譲った。

時間があったので、土産物でも買いに行くかと思ったが、どこにも魅力的なものは何一つ無かったので、街をぶらぶらしてみた。裏路地のような汚い区域に迷い込んで、そこには乞食がそこら中にいてお金を要求してきた。
バリでお土産は買わなかったけど、試しにこの人たちに、くれと言われたら全員に一枚ずつお金をあげてみようと思い、100円以下の紙幣を1人ずつ渡していった。
20円や50円といった具合に渡して行くと、俺を散々だましてきたバリ島だけど、俺はお前らに恵んでやってるんだと思えてそれまで暗かった気分が少しずつ晴れた。
これぞデトックス。
安いもんだぜ。
善行はほんとに気持ちが良い。
人は、衣食足りて礼節を知る。
有名人やお金持ちが災害が起きたときに多額の寄付をする理由がわかった。俺もあの乞食達にもっとお金をあげればよかった。困っている人に恵んでやるとこっちの心が豊かになる。良いことをしていると思える。困っている人を助けた。自分からしたらはした金だけど、向こうはそれでも欲しがるからあげるのだ。
(こーゆーのを偽善とも言う!!)

乞食にあげる小銭を作るために、大きいお金をくずして買ったコーラを飲みながら歩いていたら、

突然、誰かが何かを話しかけながら近づいてきた。

そいつは左側からやってきて、ものすごい早口で何やら俺に話しかけながら、ものすごい強さで俺の右腕をつかんできた。俺は『何だコイツ強引な客引きだなぁ・・・』なんて思っていると、右側からまた違う人がまたワーワー話しかけながらやって来た。
その刹那・・・。

ポケットの中が何か動いた。

右側から来たやつが俺のiphoneをササっとまさぐってきたのだ。


・・・まさか、


これ、スリじゃね?

と気づくか気づかないか、最初に左側から来た男はもうどこかへ消えて行った。
しかし、右側からきた盗む役の男はたまたま俺のiphoneがうまく取れなかったみたいで、少し食い下がってきた。俺はその辺でやっと、これはスリだ!と確信した。

こういう時にアドリブ力が試される。
どういうテンションでどこまで行くか。
覚悟と勢いの即興なのだ。

俺はひとまず
「なんや!!!!?」
と大きな声で言って、iphoneの代わりに飲んでいたコーラを渡そうとした。
すると向こうが、ちょっと『あ、ポケットの中身盗もうとしたのバレた?』みたいな感じで開き直った風にヘラヘラして、コーラはいらねーよてな感じで言ってきたので、ここだ、と思って、ブチ切れて

「テメこらいい加減にしろやコラあ!!!!」

と超大声で怒鳴って相手の顔面すれすれまで近づいて睨み付けた。
一瞬向こうにも緊張感が走って、あわや一触即発の空気が流れたが、向こうはそのまま去っていった。

ヨカッタ〜〜。

スリの手口はかなり強引なものだったので後から考えればバレバレなんだけど、初めてやられたから最初は全然わからなかった。

気を付けて!!!バリで声をかけてくる奴は、良くて物売り、悪くてボッタクリ、でも体を触ってきた奴は全員スリだから、すぐに身構えて気をつけよう。
財布や携帯はカバンの中に入れて体の前に!

バリのタクシーにぼったくられて悲しい気持ちの憂さ晴らしにバリの乞食にお金を恵んで自分を慰めていたら、バリのスリにiphoneを盗まれそうなった。
ちょ、なにこれ?

バリはどこまでもバリだ。

俺は心のそこから呆れた。


んで、そのままホテルまで歩いて帰った。


はっきり言って、俺にとってこのバリ島ってとこは、もう入国審査のところからいじわるされていて、買い物ではボッタクリにも何度もあって、道を歩けばタクシータクシーってうるさいし、そうやって声をかけてくるようなタクシーは100%ぼったくりだし、お金を払ってきてもらったガイドさんもスキあらばバックマージンのもらえる土産物屋に連れてくわ、最初の料金とは違う値段を言うわ、そのへんで困ってる乞食に金を恵んでもスリには合うし、店の店員はすぐ怒って怖いし、正直言って、自然以外にいいところがほとんど無い最低最悪のところだった。何一つ理解できない。

兎にも角にもバリの人間は精神が腐っている。

精神が卑しい。

観光客から一円でも多くせしめることしか考えていない。

世界的に有名な観光地だから、騙せど騙せど次から次に客は世界中からやってくるので問題ないのだ。しかし、そうやって確実に人間性が腐っていく。ニコニコ笑顔で人を騙す悪魔だと思う。ボッタクリのガイドさんが言っていたところによると、聞けば学校の数が少なくて教育がちゃんとなされていないらしい。道理で大人も子供も賢そうな人間がいないと思ったよ!!!勉強する機会が無いからピュアにバカが遺伝しているのだ。

去年行ったタイではこんな気分になったことは一度も無かった。
タイで電車に乗った時、席を探しているとどっかのおっさんが「ここ空いてるぞ!座れ座れ!!」と言ってくれて、そのまま道中1時間以上色んな話をして楽しかった。タイ旅行の中でも1,2位を争う良い思い出になった。
これがここバリ島で「ここ空いてるぞ!座れ座れ!!」って言ってきたら、まぁまず間違いなくそいつはスリかボッタクリか良くても物売りだろう。

タイは微笑みの国だし日本はおもてなしの国だと思うが、バリはボッタクリの国だ。

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